GoGokongのラクガキ帳

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雑誌の感想 NEWSWEEK 2020年4月7日版

コロナ後の世界

本誌で、コロナ後の世界情勢を経済の専門家たちが予想する特集があった。

世界が内向きになる

複数の専門家の回答が本誌に掲載されてたが、どれも今年一杯はコロナショックが続くという回答がほとんどだ。ここまで世界中で流行してしまったコロナウイルスが、簡単に終息しない。

確かに、現在はこれ以上の感染拡大は防ごうと世界中で対策する一方で、ワクチン開発も並行して行っている。しかし、その後に治験を経て実用化するまでは、一年以上は掛かる。

その間に、当然消費は落ち込む。この落ち込みは、人々が不安が完全に払しょくしない限り回復しない。そのため、たとえコロナが収束してもすぐに元のように消費は戻らない。

また、世界的な流行が今後も起こるリスクを意識することによって、サプライチェーンの見直し=工場の海外移転等が見直されるかもしれない。そうすると、国同士の関係にも変化が起こる。

 

これを読んで、不安に感じた。いま、米中のような対立が発生しても、戦争まで悪化しないのは、平和を望む人が多いこと以外に国同士が利益を共有しているからだと思っている。

アメリカの企業は、中国なしに成り立たない分野が多く、中国もアメリカとの貿易で多くの利益を得ている。そして、この関係が戦争への抑止力になっている。この関係が無くなったら、一体どうなってしまうのだろう。

コロナショックが終息しても、まだまだ私たちの生活には不安定な状態が続くのだろう。