GoGokongのラクガキ帳

雑誌の感想など、日々の記録を残そうと思います

すっかり暖かくなりました。

GWの前まで、急に冷えることもあって仕事に厚手の上着を着ていました。でも、GWが始まって、夏日を記録したりとすっかり暖かくなりました。

少し前から、実家に戻ったのですが、田舎なので周りは畑とか田んぼだらけ。GWが始まって、気温に敏感な生き物たちも活発に動き出しました。

特に夜。先週から田んぼに水を引き始めたので、蛙たちが田んぼに集まって日暮れになると一斉に泣き出します。テレビを消したら、蛙の合唱がずっと続いています。きっと朝になると、蛙たちは疲れてるでしょうね。

 

今日、部屋を掃除したら部屋の奥で「俳句歳時記」を見つけました。これは、俳句で使われる季語の例をまとめたのもです。

「蛙」を調べてみると、蛙は春の季語に該当するようです。(ただし、「雨蛙」は夏の季語。なんでだろう笑)。もう蛙が元気に合唱している今は、俳句的にも春となるようです。

この「俳句歳時記」には、それぞれの季語ごとに、例としてその季語が使った作品が載っていました。「蛙」にも例がありましたが、先ほど述べた実家のまわりの状況がきれいに表現されている作品があってとても気にいりました。

いつせいに蛙鳴くなり暗くなる (岩崎ふかみ)

蛙が鳴き始めることは、だいたい日暮れ。一斉に鳴き始めた蛙に気がついた時は、もう外は暗くなり始めていた。こんな情景が浮かびますね。

たった17文字でここまで感動するんだから、俳句ってすごいなぁ。

 

雑誌の感想 日経サイエンス 2020年5月号(3)

科学の意味

本誌に掲載された記事の1つ「未来を構築する」のなかで、印象に残ったフレーズがあった。

インタビューの中で回答者にとって科学とは何かを簡潔にまとめた言葉。

「私たち人間は自分やお互いを欺かずにはいられないのだから、いかに信じたいと思うものであってもそれが真実でない場合には、いずれ真実ではないとわかるシステムを作ろう」という一種のメカニズムが科学である

私は、震災で感じていたことを今回のコロナ騒動で再び感じている。それは、人間は物事を見たいようにみて判断する生き物だということだ。

PCR検査も自粛要請も、目的を離れて個人の感情で話す話題にまで墜ちてしまった。本来は、専門家がその科学的な意味と目的をしっかり説明して、聞き手がしっかりとそれを受け取るべきだ。しかし、現状では両方とも出来ていない。専門家の説明はメディアを通して断片的に聞き手に届けられ、聞き手は科学的な意味・目的から離れて好き勝手に判断してしゃべる。そして、同じ意見を持つ者同士が徒党を組んで、異なる意見をもつ人たちを攻撃する。

以下のことを意識して、もっと冷静にならなければいけない。

  • 専門家の話をきちんと聞き取らなければいけない。
  • 専門家の意見を確認するために、科学的な知識・考え方を身につけなくてはいけない。

そうしなければ、「真実」でないことを信じて間違った選択をしてしまうから。

雑誌の感想 NEWSWEEK 2020年4月21日版

日本人はまだ「休み方」を知らない を読んで

緊急事態宣言が出されたことで、プライベート以外でも不要不急の外出を抑えるために日本人の働き方の見直しが大きく行われた。その結果、在宅で可能な仕事は自宅で行ったり(在宅ワーク)、必要な会議をオンラインで対応するテレワークが頻繁にメディアで取り上げられるようになった。私のまわりでも、パソコンを使って自宅から会議を行っている親戚がいる。

ただし、そんなことができる業種は限られている。こんな時ぐらい、休んだほうが良いに決まっていると思うながらも普段通り仕事に向かい人がほとんどだ。人によっては、GWも仕事で週末以外休めなかった。私の場合は、GWは休めたが先月から混雑を避けるため30分繰り下げてだが出勤している。

よく休めない現状をTwitteで投稿されると「じゃあ有給使えよ」とかのリプが飛んでいるのを目撃する。日本人は、厚生労働省の年間休日日数についてのデータを見ると、外国とほとんど変わりがないらしい。しかし、外国と比べて日本の場合、有給休暇が少なく、一斉に休む祝日が多い。さらに、各会社で「有給休暇取得推奨期間」を設定していることも多い。場合によっては、土曜日の休みを有給扱いにしている会社もあるという。こんな環境が当たり前にあるようでは、自由に有給を取ることに不安や罪悪感をもってしまう人が多くなってしまうだろう。

また、外国みたいに仕事を休みにくいのは独特の雇用形態も一因らしい。日本は業務がはっきり限定されず、「雇用者の指示の内容だった何でもやる」という雇用形態(「メンバーシップ型」)がほとんどだ一方、欧米型が雇用契約書に職務内容、労働時間、賃金がはっきりと記載しており、それ以外の仕事を雇用者が指示することができない(「ジョブ型」)。元々は雇用を守るために始った日本のメンバーシップ型は、雇用の保障と引き換えに働く内容、時間、場所が無制限となるデメリットがある。さらに、この形態では職務内容が無制限のため、査定方法もはっきりせず、その気になれば雇用者の匙加減だけで決めることができる。そうなったら、仕事を休むことがマイナス評価になるかもしれないと考えて被雇用者は簡単に有給を取得することなんてできない。

やっぱり日本の働き方改革は雇用形態を含めて根本から変えなきゃダメなんだと思う。これから先、一人ひとりが自分の力を上げなければいけない。そのためには、職場以外にも目を向けて視野を広げなければならない。この記事では、最後にこう述べている。

変われなかったら、滅びるだけ

雑誌の感想 文藝春秋2020年4月号(3)

やっちゃだめだからやりたくなる

本誌に掲載「不倫は楽しい!だから叩かれる」から。

特集のなかで、「不倫はいけないことだから、不倫が無くならない」という話が出ていた。その例えにダイエットしても結局また食べ過ぎて太っちゃう、ということが出ていた。他にも、テスト勉強中にマンガ読んだり、スマホであそんだりすることも当てはまるのかもしれない。

やっちゃだめだと思えば思うほど、やってみると夢中になる。その心理は私もよくわかる。ただし、不倫はダイエットやテスト勉強と違って相手の信頼を裏切る行為だ。そこにまで頭が働かないのか、それとも働いても敢えて無視をするのか、私にはそこが全然わからなかった。

特集では他に、遺伝子に「不倫遺伝子」なるものが見つかっているらしいこと、そして、その遺伝子は「不倫型」と「貞淑型」に分かれていることが掲載していた。もし不倫に走る原因としてこの遺伝子が大きく関わっているのなら、不倫する人と不倫しない人は分かりあえることはできないのかもしれない。

 私は「貞淑型」なのだろうか?だとすれば、瀬戸内寂聴は「不倫型」なのかもしれない。何かの雑誌でインタビュー記事を読んで、彼女の不倫に対する持論を知った。曰く「恋とは雷に打たれるようなもの」で、「自分の意志ではどうすることもできない」。だから、不倫してしまうのは「しょうがないこと」らしい。

私には、1ミリも理解できなかった。結婚したら、不倫しないことなんて約束するまでもない常識だし、どうしても別な人が好きになってしまったなら筋を通して今の相手と別れを済ませるべきだと、そう思った。そして、彼女のような考えを持つ人がきっと他にもいるのだと考えた時、少し腹が立ったことを憶えている。

だけど、遺伝子レベルで違うとなれば、もう理屈云々でなくそういう人間もいると思うことができた。いくら頑張っても、本当に理解することはできないだろう。

また、特集の他には「フリーライダー」という用語も出ていた。これは、集団のなかで自分は汗水流さずにおいしいところをかすめ取ろうとする人を指すらしい。人間という生き物は国家や家族、会社という集団に属して生きる。そして、個人個人がお互いに一定の協力をして自分たちが属する共同体を維持する。フリーライダーが現れると共同体の秩序が乱れる。それを防ぐために、フリーライダーに対して攻撃が加えられるらしい。私が、瀬戸内寂聴のインタビューで怒りを憶えたのも、この理屈が当てはまるのかもしれない。

 浮気に走る人が現れることも、それに集団全体が怒りを憶えてバッシングが起こることも人という生き物としては当たり前のことらしい。だとしたら、最近の芸能界の不倫騒動に対する報道も、それに反応してTwitterでバッシングが起こることもなんだか意味がないような気がした。どれも人間の本能に踊らされているだけだ。そしてこれからもずっと繰り返される。だったら、自分が一々反応するのは馬鹿らしいし、時間がもったいない。

不倫なんてクソくらえだ。だけど、他所の不倫なんか無視していいんだ。めんどくさい。

雑誌の感想 NEWSWEEK 2020年4月14日版

オリンピックとコロナ

先月、コロナ感染が世界中に広がっている影響から今年開催予定だった東京オリンピックの延期が決定した。オリンピックが延期になるまでに時間を要したと記憶していたが、やはりその裏側で、大会開催する人達のそれぞれの思惑が絡み合っていたらしい。本誌の特集で、その紆余曲折が記載されていた。

その内容は、簡単にまとめれば以下の通りだ。

  • バッハは何としても大会を通常開催したかったが、出場選手からのボイコット呼びかけなどがあり断念した。
  • IOC会長バッハは、大会中止となれば、自身のIOC会長再選が危ないと考えていた。
  • 自分の任期中に大会を成功させて自身の成果としてアピールしたい東京都知事小池百合子内閣総理大臣安倍晋三の間で思惑が一致した。
  • それぞれにとって都合のいい一年後の延長に決定した。

テレビや新聞で、オリンピック延期が決定した後、IOCと日本政府のどちらが最初に大会延期を提案したのかについて話が食い違っていることが話題になった。(どちらも、自分たちから大会延期を提案したと話していた)

識者やご意見番は、安倍総理が嘘をついて都合のいいことをいっていると主張していたが、そこまで単純な話ではないと思う。

もちろん、政治的にアピールするために安倍総理が嘘か脚色している可能性がある。しかし、オリンピックの最終決定を行う権利はIOCにある。日本政府でも、東京都でもない。ここまで延期決定がギリギリになった原因は、IOCが通常開催にこだわっていたことがあるはずだ。そのIOCが今回のドタバタ劇の責任を逃れるために自分たちから延期を提案したアピールしているとも考えられる。

筆者によれば、バッハが会長就任してから6年余りたち、次第にバッハの専制政治色が強くなっているらしい。他の理事たちも会長に異論をはさむ人間は少なくなっていた。ぎりぎりまでバッハが通常開催にこだわれば、それがIOCの総意になった。

バッハが通常開催にこだわった理由は、自身の会長再選のほかに、以降のオリンピック開催地の立候補者を無くなってしまうことを恐れてのことらしい。

ここまで、アスリートファーストからの考えが一つもない。あるのは、オリンピックという世界最大のイベントを成功させて利益をだして、今後もそれを続けたいという欲望だけだ。

他にもこの類の話を挙げれなきりがない。例えば、今ではほとんどの人が知っているように、アメリカ大手メディアのNBCが大会スポンサーとして大きな影響をもっている。この影響で、アメリカに人気のスポーツがアメリカのゴールデンタイムに合わせた日程になっているといわれている。

私は、オリンピックを廃止するべきだなんて思わない。オリンピックでの選手たちの活躍をみると、感動する。そして、元気をもらえる。自国の選手が優勝した時は、国中が喜びに満ちる。私だってサッカーやラグビーを楽しみにしていた。でも、今回のオリンピック延期までのプロセスを見ていると、普段隠れている大会の利権に絡む開催者たちの欲望を感じ取ってしまう。そして、オリンピックは誰の為にあるのかと考えてしまう。

 

雑誌の感想 文藝春秋2020年4月号(2)

やり遂げるために

本誌に掲載された藤原正彦のエッセイから。

筆者が数学を志したきっかけは、隣村出身の小平邦彦フィールズ賞を取った時に彼の家族写真を見てカッコイイと思ったことだった。しかも、その後一度も決心が揺るがなかったらしい。

その後、話しの中で松下幸之助のエピソードを交えながら、「よい仕事を成しとげるには楽観が何よりも必要」だと述べている。

 

 

最近読んでいる「無気力の心理学」にも同様のことが書かれていた。なんでも、失敗したときに「自分の能力」 が原因に考える人は、すぐあきらめてしまうらしい。一方で、周りのことや「自分の努力」を原因に考える人はそのあとも突っ走る。

「自分の能力」というのは、持って生まれた自分の特性だ。つまり、自分の行動次第で変えることができない事柄だ。「自分の能力」が原因に考える人は、「どうせ自分なんて・・・」と考える、自身がない人だ。

「自分の努力」が原因と考える人は、「自分の能力」を信じて、自分の行動によって未来を変えられると考えている人だ。だから、失敗しようが次を考える。そして、前に進む。自分が原因と考えず「周り」のせいにするのは、少し人格に問題がある気がするが、アップルの創業者のスティーブ・ジョブズは、このタイプに当てはまりそうだ。 著者は、「自分の努力」を信じて邁進するタイプだ。

 

この考え方は、私の感覚にも合う。仕事をしていると、いろいろなタイプの人と一緒になる。その中には、しっかり仕事を進める人もいれば、よくわからないことばかりする人もいる。後者は、大抵自信がない人だ。自信がないから、落ち込んでしまって、次どうすれば良いかまで考えることができない。そして、同じ失敗をする。

日本では、謙遜することは美徳だ。でも、自分を卑下することは、正直言って周りが迷惑することがある。だから、自信をもっていいんだ。

私自身のことを棚に上げて、好き勝手書いているが、まずは自分からかわらなくては・・・。

 

ショウガ植え付けしました。あとピーマン

今週は茨城は雨が降ってばかりでした。

先週に蒔いたホウレンソウとシュンギクなんですが、そんな訳で水まきはしないで放っておいたままです。あと1~2週間経ったら芽が出るかもしれません。

今週は、先週に買ったショウガを植え付けました。本当はジャガイモが欲しかったんですけど、もうどこも売り切れてました。代わりに買ったショウガですが、まだ一度も育てたことがないのでネットで調べながら植え付けました。(写真撮り忘れたのでメモだけです。すいません・・・)

  1. ショウガを手でちぎって50gくらいの大きさにする。
  2. ショウガを植える感覚は大体20~30cm間隔でショウガを植える
  3. ショウガは餓えるときは横向きにする。
  4. 最後に土をかぶせて終了

念のため、ショウガを植える場所は水はけをよくするために土を盛り付けて、両脇を溝を掘りました。

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(あれ・・・?曲がってる? 鍬を使ってみたんですが、初心者はこんなもんだと諦めました。)

 

あと、物置の奥から去年買ったらしいピーマンの種が出てきました、袋には、去年の10月まで栽培可能と記載されてたんですが、たぶん大丈夫だろうと思って蒔きました。

培養土を半分ぐらいまでセルボックス入れた後、ピーマンの種を2~3粒ずつまいて、再度培養土をかけました。最後に水を軽くかけて日陰に明るい日陰に放置しました。

毎日は無理でも、平日も水をかけなくちゃなぁ。

 

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 芽がでたら、またブログに載せます。